5Gとは、第5世代移動通信システム(5th Generation)を表します
今までの通信システムに比べ
・高速・大容量 ・低遅延 ・多数接続
などが可能になります。
目次
5Gには「Sub6」と「ミリ波」がある
「Sub6」「ミリ波」とは5Gから利用できる新しい周波数帯のです。
Sub6の特徴
4G技術の流用ができるため、電波を利用できる環境が速く整う、
電波が広域まで届き、障害物の影響を受けにくいが、速度、遅延時間、同時接続において大きくミリ波に劣る。
ミリ波の特徴
高速大容量 ・低遅延 ・多数接続が可能だが、電波の届く範囲が狭く、障害物の影響を受けやすい、
不可能とまで言われたミリ波5Gだが新しい技術により可能になった、しかし普及には時間がかかる。
「Sub6」「ミリ波」の特徴比較表
周波数 | 伝送速度 | 遅延 | 同時接続 | 電波到達範囲 | 障害物の影響 | 普及難易度 | |
Sub6 | 低い 3.6GHz~6GHz未満 | 遅い | 長い | 少ない | 広い | 受けにくい | 簡単 |
ミリ波 | 高い 27GHz~29.5GHz | 速い | 短い | 多い | 狭い | 受けやすい | 難しい |
参考
伝送速度=通信回線が単位時間あたりに送受信できるデータ量
遅延=信号が伝播する時間
「Sub6」「ミリ波」の周波数
Sub6の周波数
4Gは3.60GHz未満の周波数値帯でしたがSub6は3.6GHz~6GHz未満の帯域を使用します。
ミリ波の周波数
一般的にミリ波は30GHz~300GHz帯の事を指します、
しかし、日本では28GHz帯(27GHz~29.5GHz)を使用していますが便宜上28GHz帯をミリ波に含めています、
厳密には28GHz帯=センチ波(3G~30GHz)になります。

5GのSub6はややこしい
日本のキャリアに割り当てられたSub6の周波数は
- n77=3.6GHz~4.1GHz
- ↑含まれている n78=ドコモ=3.6~3.7GHz、au=3.7~3.8GHz)
- n79=4.5GHz~4.6GHz(ドコモ)
がありn77はn78を含んでいるという関係になっています。

n77に対応していれば、n78にも対応
n78はn77に含まれているので、端末にn78対応の記載がなくともn77に対応していれば、n78にも対応しているということになります。
逆にn78対応しn77の記載がない端末は楽天モバイルやソフトバンクを利用できません。
ドコモのスマホ「arrows 5G F-51A」などがこれにあたります。